光、瞬く間【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】
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光、瞬く間【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】

佐藤千鳥

瞬く間に主役が変わる衝撃の展開

ネタバレ
2024年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 幼い時にヤクザの組に引き取られた三上翔は、そのせいで何かと理不尽な思いをしてきました。中学生になった翔は本屋で天真爛漫な小学生•瀬浦利久と知り合います。翔のことをみかと呼ぶ利久は、友達になろうと物怖じせずに付き纏い、みかが万引きの疑いをかけられても真っ直ぐにみかを信じて大いに怒るのでした。利久は癒されるみかでしたが、2話から方向が変わります。利久は高2になり、仲の良い康介と真央と楽しく過ごしています。進路を決める時期なのですが、康介と真央は自分達の進路を言うと利久は考えずにそのまま真似するからと教えてくれません。二人が付き合っていること、同じ大学を志望していることを知って裏切られたような気持ちになった利久は、二人を避け進学もやめてしまうのでした。みかは古本屋をしており、時折駆け込んでくる利久の愚痴を聞いてやっています。そして1話の本屋事件でみかの無実を証明した灰庭瞬がみかの組から借金をして引き籠もっているのを引っ張り出し、利久の勤めるコンビニバイトに押し込みます。親友二人の裏切りから立ち直れない利久と、何もかも上手くいかなくて引き籠っていた瞬にメインカプがシフトします。急な方向転換は驚きですが、みかには幸せになって欲しいので、お付きの和田さんあたりとのスピンオフをお願いしたいです。
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