喰われるほどに暴かれて【電子限定描き下ろし付き】
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喰われるほどに暴かれて【電子限定描き下ろし付き】

高城リョウ

お前だから許すっていうのが最高

ネタバレ
2024年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いで積ん読から。敏腕弁護士の天鷲×不動産一族の若頭・廉士のお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計222ページ。今作はDom/Subモノですが、一捻りあってDom×Switchのお話です。私の中でタチ×タチと言えば高城先生!なんですが、タチ×タチのお話を描かれる作家さんの中でも、安定感があるというか、受けに回る側のタチのキャラが際立ってるんですよね。攻めたいという気持ちがちゃんと残っていて、ただ受けるだけじゃないのが良いです。それに加えて、先生が描く攻め様がいつもかっこ良すぎて、高城先生の作品はほんとハズレがないです。普通は単純にコマンドをかける側とかけられる側に分かれるところが、Dom同士なのでコマンドを掛け合っているように見える。そんな攻防がとてもテンポ良い。Switchだから抱かれたいのか、Domのままでもそう思うのか。普段は相手を従える側が、その人にだけ許すという特別感がとても良かったです。地上げ屋が登場する真面目な昔の回想シーンで、地上げ屋が懐かしの駄菓子をかじってたり、シリアスな場面でもちょっとクスッとできる要素もあって、全体のバランスがほんとに良かった。ちなみに、高城先生のキャラの名前はいつも何か縛りで今回は何縛りかなと思ったら動物縛りでした笑。
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