19巻、遂に彼の側の一線が壊れた?
ネタバレ





2024年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼
当初はどこか超越した風の男が、どこかお人好しな人妻を壊していくという体でその性描写のリアルさが見どころだった。が彼の、特に性的能力が怪物じみてくる中盤がやや中弛みというか「カラミ盛り」のように強引なオチついて終わるのかな?とも思っていた。しかし途中から見え隠れしていた一ノ瀬の、母や過去の女の記憶と美香自身への別の感情(かどうか現時点では不明)が、彼の側を壊していっている展開が表面化、ついに社会的に決壊を迎えた?一ノ瀬の旧友は何を知っている?と、ちゃんと続きが気になる流れに戻った。その中でも、今回女性側から彼の愛撫の絶妙な触感の描写や受け入れる身体の反応は出色。性技に長けた男のものだし、受け入れるカタチになっていく女の身体がリアルでゾクっとする。そして、愛する妻を必死で守りたくも繋ぎ止めたくもある旦那さんの、珍しく暴力的なまでの性愛。純粋に熱い想いと行為は届くのか、夫婦の間と旦那の部下との関係。そして一ノ瀬は、破壊的ではなく何かの意図を持っていたと思いたい、次号以降を楽しみにしてます。

いいねしたユーザ2人
-
し つ が い こ つ さん
(女性/30代) 総レビュー数:0件
-
siriu さん
(男性/60代~) 総レビュー数:1件
年齢認証
ここから先は、18歳未満の方には不適切な表現が含まれる作品を取り扱っています。
あなたは18歳以上ですか?