どクズな家族と別れる方法 天才の姉は実はダメ女。無能と言われた妹は救国の魔導士だった(コミック)
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どクズな家族と別れる方法 天才の姉は実はダメ女。無能と言われた妹は救国の魔導士だった(コミック)

洲鎌ウル/早田結

面白い内容なのに解りにくくて勿体ない

ネタバレ
2024年11月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 物語を解りにくくしているのは、まず冒頭の子どもを寝かしつけるシーン。コレが誰になるのか・・・凄く掴みにくかった。そしてコレがちょくちょく挟み込まれる。
作画は独特で、よい絵を描かれるのに、正面からと横顔が同一人物なのか判別しにくいし、男性陣の区別が髪型と髪色で見分けるしか無く、角度が違ったり、後ろ姿の時は読み手は迷子になってしまいそうになる。
お話の大きな主軸は、この国「アンゼルア王国」の成り立ちを無視して、王家と領主である貴族たちが「魔導士」を迫害した事。傲慢な自分勝手に「国神」の怒りを買い、国にとって大切な加護を無くした為、様々な災害や王族・領主の凄惨な死が続き、国が立ち行かなくなってきているという事実。
この背景があっての、主人公「ノエル」の魔力が弱かった事で、生家ヴィオネ伯爵家での壮絶な扱いになり、それに対して死を予期した主人公の家出に繋がってくるのです。
ストーリーを知った上でもう一度読み直せば、もっと理解できるのかもしれません。
2巻で物語は一応の収束をします。
3巻からは新章になる感じです。
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