一途な愛





2024年11月14日
気高く美しい、弱さを強さに変えていくイシュカがすてきすぎました。ケルのような無骨で無愛想な護衛を心酔させるのがかっこいい。イシュカへの憧れが恋になり、やがて深い愛になったトリティの心情が、丁寧に描かれています。年下攻めだったのに途中から年上攻めになり、最後は年下攻めなのか年上攻めなのか分からなくなる、両方おいしい展開でした。ファンタジーですが、まるで翼をもつ天の人が本当に存在しているかのようなリアリティを感じました。一途なトリティもすてきですが、イシュカを一心に敬愛するケルのエピがもっと読みたかったです。初めての作家さんでしたが、とても面白かったので他の本も読んでみます!

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