悪役聖女のやり直し ~冤罪で処刑された聖女は推しの英雄を救うために我慢をやめます~
野崎もと/山夜みい/woonak
このレビューはネタバレを含みます▼
冒頭で義妹に陥れられて処刑され、死に戻り。ここまでは定番でシリアス。その後は別物語になったかのように現代的でギャグ調。ヒロインの作画は幼く雑、言葉使いにも品がなく、意地悪ささえ感じます。聖女、冤罪処刑、死に戻りからの復讐、このテの定番設定だけではもう限界にきてるのかもしれません。もう物語の設定としてはありきたり過ぎるので、この作品では新たな見所(?)として、ヒロインの言葉使い(Si Non)〈推し〉等をくっつけ、それが物語世界になじまなかったようです。ミスマッチ感甚だしいです。読者の支持を得たければ、物語設定から導き出されるお約束を守るのは最低限の礼儀です。冒頭の定番設定から読者が期待したお約束は愚妹の断罪。今から物語の修正は難しいですが、早急に愚妹の断罪をして、お約束を果たさないと読者は離れると思います。
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