おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中! 【連載版】
晴田巡/荒瀬ヤヒロ
このレビューはネタバレを含みます▼
8巻まで読みましたが主人公ニコルの吹っ切れた後のブレなさ加減がとても好きです
長年蔑ろにされて惨めな思いを味わってきたニコルが完全に婚約者を「自分にとってもう不要なのだ」と言わんばかりに切り離している姿に爽快感さえ感じます
逆に生徒会側はケイオスにアレコレアドバイスして挽回の対策を講じているが、ニコルの手紙を怖がったり(行き違いの誤解だけど)する辺り不快感を感じます
一人で街に出かけたり、白い結婚とか言い出したのも全てケイオスがニコルを蔑ろにして来た結果であって、初めから変わり者のサイコパスなんかじゃなかったというのにニコルのことを腫れ物でも扱うかのような物言いが気に入らない
もっと言うとキャロライン王女も
婚約者が居る男をずっと側に侍らせて
「そんなつもりじゃなかった、男同士みたいなもんだ」はいくら何でも通用しませんよ
同じ学園内で何年も婚約者に全く相手にされない惨めな女として嘲笑と屈辱に耐えながら生きて来たニコルに対してあまりに軽い謝罪だった
唯一の救いは最初ニコルを馬鹿にしてた生徒達が味方になってケイオスを罵ってくれてるところ
この先ものすごーくカッコいい当て馬が現れてケイオスが死ぬほど嫉妬して後悔する姿が見たい
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