この本に出会えて良かった





2024年11月15日
BLを長年読み続けていて良かった。普通のリーマンBLだと思って読んだが、笑いと幸福度が半端なかった。ゲイの青柳は恋人を持つことを諦め、お金で知り合いに体の相手をして貰っていた。憧れの先輩、浅桐にそのことがバレ、もう終わりだと会社を辞めようと思っていた矢先、浅桐の秘密を知ることになる。ぜひこの秘密はネタバレなしで読んで欲しい。1巻目は、徐々に二人の距離が縮まる様子がほのぼのとしているし、スーパーサラリーマンだと思っていた浅桐の可愛い側面が人間らしい。2巻目は、思わぬところで性欲に負けてしまった青柳の行動から、二人の間に亀裂が入る。お互いが相手のことを思うがあまり、言葉にできずに遠回り。ゲイとノンケが恋するハードルは簡単に越えられず、辛いシーンもあったが、それでも優しさに溢れている。2巻最後の浅桐の生い立ち、そして立ち回りがメチャクチャ面白い。最後の最後にこんな話を載せてくるとは。すでに100%の満足度が、150%に爆上がり。本当に面白い作品をありがとうございます!

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