このレビューはネタバレを含みます▼
結合は最後のとっておきなので、それでも楽しめる方には強くお勧めします。
受のそうしさんがメタラーたる理由を紐解きつつ、攻のけんとくんをきっかけに変わっていく様子が雪解けみたいで、
冬を過ごしていくという季節表現に重なるようで感悦です。
けんとくんのキャラ掘り下げが他のマミタ先生作品と比べて薄味めに感じましたが、その分そうしさんのほうに比重が濃かった印象です。が、好きです。
日常シーンはデフォルメのコミカルな絵柄もあいまって、緩急がついている感じで心地よく読めました。
最後に結ばれるシーンは、それまでの段階を踏まえたカタルシスの解放とも言える至高のデザートです。