燻る煙のなれのはて【電子限定描き下ろし付き】
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燻る煙のなれのはて【電子限定描き下ろし付き】

篠崎マイ

幸せが過ぎると怖くなる

ネタバレ
2024年11月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雑紙で読んでいたけれど、恋人になる覚悟までだったから、コミックス購入。取材兼ねた温泉旅館で、初物いただきましたね、はる兄!(エチしたってことです)

14歳年齢が離れた従兄弟。現在、作家のはる兄の家に、大学に新入学した真咲は、「約束通り」居候を始めた。
成長を見守りながら、真咲への複雑な気持ちが肥大化することを恐れるはる兄。

真咲の純真、はる兄の罪悪感や嫉妬、不安は従兄弟で歳が離れているからだろう。
なけなしの理性が警鐘を鳴らしていたが、いとも簡単に真咲は飛び込んできた。

手に入らないもの、手に入れたらいけないと自分にストップをかけるほど募る思い。そう、心理的リアクタンスだ。

真咲に感謝だね、はる兄。決して罪悪感を持たせない。
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