このレビューはネタバレを含みます▼
現実逃避したい日々が続いており、マンガを読み漁っています。
こちらのマンガはたてよみで、読み慣れていない分、いつもなら途中でやめてしまうのですが、グイグイと物語の深奥に近づいていくので最新話まで読みました。
人の心が読める『高台家の人々』は明るさがありましたが、こちらは闇の部分が濃い印象です。(笑える描写もたくさんあります)
マイノリティーの極みにいる人の孤独、絶望、恐怖、生への渇望が描かれていて、まじめな話になりますが「生きること」「死ぬこと」をきちんと考えたくなりました。
「光の大きさと共に闇の深さも深くなる」と聞いたことがありますが、闇を抱えながらも、なんでもない日常が戻ってきてほしいなと思います。