アルファの寵愛~パブリックスクールの恋~
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アルファの寵愛~パブリックスクールの恋~

ゆりの菜櫻/笠井あゆみ

シリーズ1の年齢差を軽々乗り越える溺愛攻

ネタバレ
2024年11月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ このシリーズ、イギリスのパブリックスクールが舞台なので,今回のヒューズと奏の致命的とも言える6歳差をどうやって克服するのか…序盤から意外な設定にハラハラしました。なぜなら在学期間が5年ですから、6歳差もあったらかぶりようがないですもんね?そういう意味ではかなり心配しましたが、並々ならぬ執着と当然のように職権濫用しまくる行為で、堂々と障害を乗り越えて行く様が、いっそ清々しいほどでした。
しかもそれらの行為をヒューズ本人が「昔から小賢しい」とか「我ながら涙ぐましい努力と、使える権力を乱用した」とか自己分析していて可笑しかったたです。あぁも堂々と開き直られると、認めない訳にいかないというよりは、認めない方が悪者みたいな気分になるのは何故なんでしょうね。ちょいちょいヒューズに分が悪いシーンがあったと思うのに、何から何まで「〜で、何か?」と涼しい顔して最高圧力をかけられたら、皆堪ったもんじゃないでしょうにと思ったり。「次はいつ来るかな?」と予想して、来たら来たで「また来た(やっぱり居た)」と、一人で盛り上がり他人事気分で楽しんでました。
大筋では予想通りに進みますけど、最後にちょっと捻ってあったのが良かったです。
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