騎士団長のお抱え料理人
」のレビュー

騎士団長のお抱え料理人

稲月しん/夏乃あゆみ

結構深い話でした

ネタバレ
2024年11月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 料理のお話好きなので、読んでみました。初めての作家さんです。
途中まではよくある展開(実は憧れの騎士団長だった)かなと思って読んでましたが、そこから怒涛の展開に。ビックリです。治癒能力者への反応がリアルだなと。他の本では治癒能力があっても、珍しくないのか、すごいすごいという割にわりと普通に生活している気がするのですが、苦しむ人々が大勢いるというプレッシャー、有無を言わさぬ拉致があったり。大勢の人は助かるけど、自分の人生(料理人)は犠牲になる。主人公は結構重い選択を迫られてる感じでした。面白かったのですが、攻めの人はどうなのか・・・勝手に治癒能力者であることを教会にばらし(相談なし)、治癒目当てで付き合ったのかと疑われても仕方のない感じ。他国に狙われたりするようになったのも、この人のせいなのでは。など思いました。
ストーリーとしては飽きることなく、面白く読めました。
その後の話ほしいです。他国行って、ほんとに帰ってこれるのかとか2人のその先が気になります。
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