私を振った人の子作り相手に命ぜられました
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私を振った人の子作り相手に命ぜられました

莢国福/春時雨よわ

コミカライズ作家さんは何も悪くない。

ネタバレ
2024年11月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ ただ、原作がストレスフルマックスな内容だっただけ。漫画はちゃんと面白いでしょ。で、気になって原作も読んできたけど、コミカライズ作家さんにはますます気の毒な展開しか待ってなくて今後、心も筆も折れてしまわないか心配になる。コミカライズ作家さんが、コミカライズする作品を選べるようになりますよう願っています。内容については、ヒロインがそもそも謎。三年も前に最悪にこっぴどくフラれた男に今も未練ある、とか執着しすぎ。友人だったら、止めな、はよ忘れな、て言う。なので、ヒロインから元カレへの粘着並みの許容ぶりがちょっと理解できなかったです。私なら顔も見たくないし、見たらしばき倒すわ。最初は痴情の縺れで焼けぼっくいに火or元サヤで再燃だったのに、途中から皇室陰謀ものに(困惑)。ひたすら男は悪くないと言い訳するための陰謀話だった。ヒロイン、元カレ、おじ、セラージュ、とヤバいキャラだらけだったけど、一番はセラージュかも。物語の展開係を担っているとはいえ、流されて言い訳ばかりで責任感のない小学生みたい。おじは初めから敵やったけど、味方のフリして背後から刺しておいてしれっと最後まで味方です、て顔してたセラージュ。でも、ある意味展開のために女性に嫌われる行動させられて気の毒。個人的にヒロインの、男が浮気をしても全てを許す感覚、大昔の昭和の本妻みたいで現代人には共感しにくかったかな。そこはブチギレるとこやろ、てツッコミしてしまう。
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