悲しい幼少期

ネタバレ

2024年11月24日

このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローもヒロインもあまりにも苛烈な子供時代を過ごしてきた。ヒーローは実母から蔑まれ、継父から暴力を受けたことで能力が開眼する。研究所で養育指導を受けて副隊長騎士として生きてきた。ヒロインは生を受けたときに実母が亡くなり忌み子として実父にさえも疎まれ、家のために老人の元へ嫁がされそうに。婚礼の為の旅程で怪物に襲われていた所にヒーローが現れて一撃で滅する。ヒロインはヒーローの思慕の念を抱いておりあるきっかけを逃さず、一夜を共にしてと懇願する。しかしその行為は愛も情もなく激しい痛みを体と心に受けた。そして身籠ったヒロインはそっとその町を出ていく……。
辛く悲しい幼少期を生きてきたふたりが唯一求めるものは安心出来る場所、それはあたたかい家族だった。不器用なふたりが戸惑いながら少しずつ歩み寄る姿が切ない。唯一可愛い息子の存在が読み手にも癒しとなって……。幸せを掴めて良かった！
続編出ないかな、出てほしいです！

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kana- さん

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