名前も呼ばないあのひとと【単行本版】
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名前も呼ばないあのひとと【単行本版】

山本巳未

くるしかった

ネタバレ
2024年11月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ たまたま共通の知り合いの(趣味の悪い策略で)結婚式で知り合った4人。最初はただの飯友みたいな関係だったけど、そこに複雑に絡み合った恋模様があって。そうたとかなこが付き合うようになって初デートまではほんわかしてたのに、いくみのそうたへの拗らせた愛が暴走を始めたらもうゾクゾクするほどのホラーでした。こんなのただの犯罪だし、男性がやられる側だと軽んじられるのか。後にかなこが同僚に言い返した言葉が重かった。毒親に育てられて付き合った男は不倫で最低な男だったしいくみにも可哀想なとこはあったけど、でもいくらでもやり直せるチャンスはあったのに。とにかくあの一件で何もかもみんなの運命がかわってしまって、いくみへの嫌悪感が拭えなかった。
初回からの年数経過がけっこうリアルで、みんな乗り越えるためには必要な年月だったなぁと思えた。
最後駆け足感はあったけど、社長のナイスアシストもあり2人が幸せになれてよかった。もう少し幸せな2人をみたかったけど。いくみ、子ども連れてどこへ向かったかな〜えいじにも幸せになって欲しい
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