掌中の花 もし、わたしに飽きたら
」のレビュー

掌中の花 もし、わたしに飽きたら

ねも

あ、好き。

ネタバレ
2024年11月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 立ち読み部分で判断するのはもったいない。終始エロが続きますが、なんとも仄暗く艶のある作品。
まったく印象に残らないものも多い中、作者名とキャラ名を忘れられなかったならその作品はドストライク。
ヨミホで出会いましたが袮雲名義の商業とこちらはちゃんと買います。

しかしお頭(男前)は一筋縄ではいかない人だ。絢(美人)を利用しているかと思いきやなかなかどうして、絢との時間を楽しんでいるように見えなくもない。
絢に恋慕を向けられるたび、メンヘラムーヴを仕掛けられるたびに内心でスッと一線を引く彼だけれども、可愛い絢にのめり込まないよう自分に釘を刺しているようにも見えるんです…(初挿入の話の時にお頭がトゥンク…しているのをわたしは見逃さなかった)
色仕掛けの講習というわけでもないし…手駒を懐柔するにしてもここまで手間暇かけますかね?っていうくらい距離が近い。ホストでいうならエース級、本営扱いですよ。
※本営…本命営業。恋人だと信じ込ませる営業スタイル
組織だったりお頭という立場がなければ二人は夫婦にでもなっているんじゃないでしょうか。

同人誌的軽さは否定できませんが、手元に置きたい中毒性のある一冊。
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