息できないのは君のせい
」のレビュー

息できないのは君のせい

澄谷ゼニコ

距離感の変化が

ネタバレ
2024年11月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 市民吹奏楽団に所属するサックス奏者の志筑(受け)とフルート奏者の矢野(攻め)のセフ○から始まる意外と純な恋。
性格や人当たりははまるで逆なのに、性癖や恋愛下手で、sexにはルーズな所が共通項で、恋人同士になってから手を繋いだりほっぺにキスするだけで照れてるギャップが堪らなく萌える。
志筑が男前で体格も良いのであまり受ける側に見えないけど、その意外性が新鮮。
設定にセ○レがあるのに、エチなシーンが事後の着替えや一コマだけの回想だったり、本編に色っぽさがどこにも無くて吃驚した。恋人になってすぐに同棲してもエチなシーンが無くてとっても物足りない。が、ストーリー展開は好きだ、本編にエチシーンが無くても成り立つ作者様の構成力に平伏すしか無い。
恋人になってからの方が、純情なやり取りにニマニマしている。気遣いに優しさが含まれ、お互いを理解したい独占したい嫌われたくないとモダモダしてるの良き、喧嘩しても心は離れないで、距離感を探りながら想いが深まっていく変化が好き。
まだまだ続きが楽しみな作品。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!