『行方不明。』【単行本版】
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『行方不明。』【単行本版】

kanipan

星5つじゃ足りない!3回読み直したい作品

ネタバレ
2024年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公が◯人をしてしまって攻めと逃避行する話。しかも攻めがサイコパス級に主人公に執着してるという本来重い話なのにものすごく読みやすい。話の運び方が上手くて夢中で読んでしまう。キャラも魅力的であっという間に終わっちゃった。余計な登場人物が出てこず2人のやりとり中心なので1巻だけなのにすごい濃かった。そしてえ◯も。3層の人が楽しめる作品。1層は、濃ゆいえ◯ちを求める人。そっちのシーンが大半なのでそれだけで十分楽しめます。しかも攻めがかっこ良くてどの角度からでもイケメン。そしてめっちゃ主人公に奉仕しまくる尽くし執着。いろんな角度のシーンがあるから見応え凄すぎる!! 2層は、ストーリー。学生時代の時に惹かれ合ったけど離れることになって数年後に再会する2人。攻めが8年かけて主人公を見つけだすんだけど、攻めは純愛・・・ではなくストーカーばりの執着サイコパス(笑)攻めを助けるために主人公はとっさに攻めの彼女を◯してしまうんだけど、普通ならビビりますよね。なのに攻めは、“楓(主人公)との距離を縮めてくれた彼女には感謝だ”って感謝するやばいやつです(笑)でもそのおかげで逃避行が全然暗くならず、離れていた数年を埋めるように2人が愛を深め合うラブストーリーになってる。攻めは目に光がないしほぼ無表情なのに、“楓(主人公)は俺の心臓だ。楓がいない人生は一時停止したまんま。空っぽだ”とか“”楓がいないことが俺にとってどれだけ痛手かわかってない”とか主人公への想いがむちゃくちゃ熱い。このギャップに萌えます。攻めのセリフや行動がどこを切り取っても好きすぎて・・・。見た目がどタイプ過ぎて・・・。少女マンガ「ホタルの◯入り」の進平さんが好きな人は絶対沼るはず(笑)死んだ目をしてるとか、主人公しか見えていないサイコパスさが好き過ぎる。最後の2人が離れるシーンの時の攻めの切ない表情や愛の深いセリフがめちゃくちゃグッときて泣きそうになる。キャラの心理描写やセリフをじっくり味わえます。3層は、作者の独特のテンポ感や絵のタッチや、キャラ同士の独特の間合いが癖になる。だからもう一回読みたくなる、という3回読み返したくなる漫画は珍しい。それくらい味わえる作品。描き下ろしでは出所後の2人も見られて幸せ。続編出してほしい。2人のその後ストーリーや、攻めが主人公見つけ出すまでの8年間も見たい!!
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