北町さんは「ただの」トモダチ
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北町さんは「ただの」トモダチ

えのき

3巻完結を知った後の感想

2024年12月2日
えーって言う残念さと
まあ話を広げられなかったかという納得感の入り混じった複雑な心境です
昨今流行りに流行った◯◯さんは◯◯シリーズっぽいタイトルなわりによくよく読み返すと『ただの友達』って作品の内容がよく分からないなと思ってはいた
実際に読んでみてもトモ、、、ダチ、、、?みたいな感じで
どちらかと言えばセ、、、フレ、、、?になりたいのか何がしたいかよくわからないヒロインと
エロいくせに行動には移せないNTR系で良くある後で悔やむタイプの主人公
たまに下着とかは見れるけど思ったほどのお色気な展開はあまり無く不思議ちゃんな彼女に振り回される流れに「あっこれは見切り発車で描いた駄目なやつ」とは2巻くらいで気付いてはいましたが
完結ですか、、、
もういっそアナザーストーリーとして同人で寝取られ北町さんを描いたら本編より売れると思いますよ
この話の終着点はどう描くのかを興味を持って待ってた身としてはこれなら1巻完結のショートで良かったろとガッカリしました

ここからは個人的な妄想話ですが
北町さんの友達を出すよりライバルを出した方が話が広がったと思います
北町さんが何を考えてるかわからないタイプなだけに分かりやすいキャラだと直良
というのも北町さんみたいなタイプの女の子って現実だと独占欲が出て初めて恋を自覚するクソ面倒くさいタイプなんで恋愛話に持っていくなら何とかして主人公の魅力を上げないといけない訳なんですが
この主人公だし個人でどうこうするより何故か好きになってしまうキャラを作って当てる事で外側から魅力を強化する手法の方が手っ取り早い訳です
そうして自分の玩具だった物が横から掻っ攫われた事で対抗心を燃やさせるって話ならもう少し引っ張れたかと
似たような話としてはイジらないで、長瀞さんですかね
あれも途中でフレンズを出しましたが彼女らが主人公の評価を上げ始めると嫉妬心が生まれるという良い起爆剤になってました
逆に北町フレンズは主人公を下げる存在だったので何の発展も生まれなかったと考察します
作者本人はやる気があった分勿体無い作品だなと思います
気を衒い過ぎないでもう少し需要を考えたキャラや内容にしたら良いのに
読んでみようかな?と惹きつける魅力は描ける才能があるだけに後は読者が何を求めているのかを敏感に感じ取るセンスを磨けば次はより良い作品を作れるかと期待します
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