君に降る言の葉は【単行本版】【シーモア限定特典付き】
イズミハルカ
このレビューはネタバレを含みます▼
最終話でぶわっと涙溢れてしまったんだけど、読み返したら1話目から泣けてしまった。
全部わかってから読み返すとまた良い。
本を沢山読んでたり、書いたりする人は放つ言葉も心情も美しいなと思った。
日向から雪人への言動、あれもこれもラブレターだったし、それを最後に雪人が2年かけてああいう形でラブレターを返すとか…素敵。
雪人の小説への批判と日向の過去話が重なる場面がとても好き。
ひょうひょうとしていた雪人が感情を出したり、描き下ろしでは甘々なところまで出してくれて、もう!そういうの好きなんだよ!最終話の「ごめん待てなかった」とかも大好き。
それにしても、「やることがない」の一言から本になっちゃうなんて凄いよね。ほんとにそういうことってあるのかな…。雪人の小説も読んでみたくなりますね。
私の好きな作品の条件にある「男同士に対する葛藤」と「最後にどかんとエロ」はどちらも無かったけど笑、この作品については無くてもいいやと思えました。
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