恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―@COMIC
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恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―@COMIC

家守まき/永野水貴/とよた瑣織

うぅ…切ない……けど面白い…

ネタバレ
2024年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ ウィステリアは長年ブライトに恋心を抱いていた。ある日、妹のロザリーが、二度と戻れないと言われる「未開の地」の番人に選ばれる。何とか回避する術を探すも見つからず、ついにはブライトから「ロザリーの代わりに未開の地へ行ってほしい」と言われる。ウィステリアは失意のなかで、それを了解する。

その後、数々の苦難を乗り越え23年の時が過ぎた。未開の地では外見の老いが進まず、ウィステリアは若いまま。そんなとき、人間世界から1人の人間がやってくる。その姿がブライトそっくりでーー。こんな始まりです。

やってきた人間はブライトとロザリーの長男ロイド。人間世界ではウィステリアは悪人とされているため、ロイドはウィステリアを敵視する。しかし、ウィステリアの魔力と人間性に徐々に惹かれていく。一方、ウィステリアはロイドを大切にしつつもブライトと重ねてしまい、心のうちは辛いばかり……。

何とも切ない、胸が苦しいストーリーです(そこが面白さでもあるのだけど)。4巻の段階で、ロイドはウィステリアに惹かれているが、ウィステリアは何とか心身ともにロイドと距離をおこうとしているところ。ロイドはウィステリアを未開の地へ追いやった人間に怒りを抱くのだが、今後の見どころは、「それが自分の父親だとロイドはいつ知るのか」「それを知ってどう思うか」。あぁ早く次が読みたい……!でも進み具合がゆっくりなんだよなぁ(笑)
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