幾千の夜
」のレビュー

幾千の夜

木下けい子

作者買いです

ネタバレ
2024年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初版から12年、今この作品に出会ったこと感謝。先生の作品は全部手もとに欲しい。偶然無料立読みなどで目についた際は一応内容は確かめつつもほぼ100%で購入。今回もそのパターンでした。
幼馴染みの恋が成就すると言っても簡単ではなくそこにはどちらか一方が少し早く大人になってしまったためあくまでも大好きなお兄ちゃんとずっと一緒にいたいと願う年下との考え方のギャップは埋まらずふたりとも引きずる形で離れそれぞれの道を生きてきたけど気持ちはぶれてなかった。強く引き寄せられて今度こそお互いが大人としての関係を結ぶ。
幼かった主人公が拒否していた肉体的な行為も成人を何年か過ぎやっと結ばれた時には、「してもらうことが好きだ」とうれしそうな笑顔をみて読者だか親友だか区別が曖昧に。一途な恋の可愛いお話し。内容的には古さはまったくありませんが携帯電話で時代を感じます。
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