ユピテルにおねがい【単行本版】
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ユピテルにおねがい【単行本版】

荒井よしみ

バランスのある3人。3つ目の話が涙。

ネタバレ
2024年12月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 3話あります。表題作は、ショタみのある2人と3人で、なお話。
バランスがよく、ライバルっぽさも置いてけぼり感もなく、こんなに可愛らしい3人て、なかなかないと思います。
もっと読みたかった。
2つ目のお話は幼馴染み。こちらもショタみのある感じ。途中名言がありグッときたので読んで良かった。

3つ目のお話は、読解力必須のお話。
他の方のレビュー見て何回も何回も読み返してやっと解釈出来たと思います。
コマ1つ、言葉1つを読み取って欲しい。
それでもダメなら以下参考にネタバレ。

変わらぬ毎日のなか花火が上がる夜、出会った美少年を男娼と間違えお詫びに家へ招くが、家への近道をなぜか知る彼。
花火を見ながらと少年は言い、ご主人が犬との過去を思い出す。
死ぬまでずっとそばにいてくれたこと、死んだあとも想い続け、魂のみとなった自分のそばで息を引き取ったこと。
そして自分が変わらぬ日々を送っていたのは、もうこの世の存在ではなかったから。
魂になっても、ワンコと一緒に皆でまた花火を見よう。

解釈が間違っていたらごめんなさい。
1回で読み取れる人はきっとIQが高いんだろうな。
私が低いのか。そうか。

ストーリー◎
心理描写◎
画力◯
キャラ◎
エロ◎白抜き。バランスよし。
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