転生先で奴隷を買ったら溺愛された
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転生先で奴隷を買ったら溺愛された

あやまみりぃ/しお

面白かったけど人によっては地雷要素あり

ネタバレ
2024年12月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 元の世界で死に、異世界に降り立った受けと実は第三王子な奴隷攻め。表紙の赤髪のほうが攻めです。
他にも受けと同じ境遇の人が複数人いて、みな女神に自分が欲しいスキルを与えられて、死んだ時の年齢、容姿のまま異世界で生活していきます。なので転生というより転移のほうが正しいと思います。
受けの主人公は異世界に降り立ったところやんごとなき身分を感じさせる男に拾われて街まで送られます。それが表紙の褐色肌の男性ですね。その道中で話す中、常識知らずな受けは奴隷を買うのを勧められ、旅の同行を誘われますが断り、奴隷である攻めを購入。
奴隷が当たり前な世界で、奴隷に堕とされ苦しい目にあってきた攻めが、できるだけ人として扱おうとしてくれる受けを好きになり執着していくのは奴隷ものの王道ですがやはり良いですね。
終盤、受けが褐色肌に奴隷にされ最後までされるシーンもありまして、人によっては地雷でしょうが個人的にはすごく良かったです。ピンチになったところで不自然なほどに攻めが助けにくる作品がほとんどな中、本当に最後までするし精神を壊されるまでやってくれて、闇の腐女子としては感謝でいっぱいです。
そこからの壊れた受けを世話する攻めの献身や、執着が行きすぎて足枷をつけて軟禁など、とても萌えて満足でした。
自分にひどいことをした褐色肌を減刑し友人になる受けですが受けの諦め癖というか、色んな意味で自分にも人にも期待しない性格、褐色肌に過去の自分を見出しているところから納得。
結構受けと褐色肌の関係も好きで、表紙にもいるわりに出番少なかったしもしかして褐色肌の別ルートあるかな?と思い探してみましたが見当たらなかったですね。でもこの報われない感じも良いです。
総じて満足だったのですが、全体的にえっちシーンへの入りが早急というか、えっその流れでやるの?みたいなことが多くて、攻めが受けを大切にしてる感が薄れてしまったと感じてしまい没入しきれなかったので星-1です。シチュエーションはどうであれえっちは激しい愛情の表れと解釈できる人ならむしろ好きだと思います。
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