このレビューはネタバレを含みます▼
友達が妬んでイジメ側になってるのは、主人公の成長と彼との距離が縮まる話の性質上わかって胸糞悪くなりながらも読めた。スクールカースト下位から上がって友達との仲も雨降って地固まる、的なことになるのかと。しかし、嫌がらせの度を超えてきたあたりからしんどくて見られない。プールとか殺人未遂?複数で囲って無理やりキスしてSNSにあげると脅すのはそれは性犯罪に脅迫だよ?一見明るいクラスがイジメの巣というホラーな話になってきてない?こんなギリギリで彼氏が助けにきてもね。二人の格差の障害を誇張しすぎて過激になったのか。絵的に地味だから刺激的な要素をいれたのか…。そもそも主人公は地味でもピアノの伴奏者に選ばれるような秀でたところのある子なのに。勉強だってできるし美術部で活動もしてるし、大人しい優等生タイプでは。ドジでマヌケで可愛くない何にもできない子、とは全然違う。そんなにバカにされる側ではないと思うんだけど。学生時代はクラス次第というのは実際にあるけど。学年の中で一つのクラスだけ雰囲気が違ってとても異様な状態になるとか。問題ある子ばかり集められたクラスの少数の普通の子は1年が過ぎるのをひたすら待つ。陰湿なイジメを読まされて心が離れた読者は恋愛話が進んでも戻ってこないよ…。五十嵐くんの株も下がったし。最初の頃の生理の体調不良を打ち明けられたり、寄り添ってくれたりとか良かったのに…。