君と僕と世界のほとり ふたりぼっちクリスマス【分冊版】
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君と僕と世界のほとり ふたりぼっちクリスマス【分冊版】

オキノニコ/PONY CANYON×GINGER BERRY

小樽を舞台にした幼馴染の恋とクリスマス

ネタバレ
2024年12月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高校生の小久保冬也は小学1年生の時、母親の入院で父親の上司である上川家に預けられました。冬也は当時6年生の詠司を慕い、詠司もまた冬也を可愛がり、大手洋菓子店を切り回す親たちの多忙さからいつも二人だけのクリスマスを過ごしてきました。高校を卒業して東京の大学に進学した詠司の帰省を待ちに待っていた冬也は、犬の散歩で訪れた運河のほとりで突然詠司にキスされ好きだと告げられます。大事な親友だと思っていた詠司の態度の変化に戸惑いつつ、詠司を大切に想う気持ちは変わらない冬也は一生懸命に自分の気持ちを考えます。年上の詠司はずっと前から冬也への自分の気持ちを自覚しており、東京に行くことでまだ幼い冬也から距離を取ったのでした。それでも冬也を想う気持ちは変わらず、就職を前にキリをつけようと告白したのでした。クリスマスの小樽の町を舞台としたロマンティックな純愛物語で、サモエドのエドも可愛く、ホールケーキを食べまくる子供だけのクリスマスにとっても夢がありました。びっくりしたのが、高校を卒業した詠司が戦闘機で東京に行ったことです(2巻参照)気合いの表れかもしれませんが、とっても愉快でした。イケメン•パティシエ三倉雪斗をもっと見たかったです。
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