このレビューはネタバレを含みます▼
ヒロインへの気持ちを自覚する前とはいえ、
娼館通いしたり複数の令嬢とお付き合いする緩いヒーロー設定ってあまりないかも。
それをずっと見て傷ついていたヒロインの気持ちを思うと胸が痛いし、
家族なら、そんな男は絶対やめろと反対するのに!
ヒーローは素人DTといっても、女性の扱いにはかなり慣れしているのに、自身のヒロインへの思いには気づかないってあるのかしら。
不器用っていうより精神的に幼稚なのかな。
本人は否定してるけど無自覚に女誑しのヒーローのせいで狂った女に嫉妬されたヒロインを危険に晒し記憶喪失にさせたのだから、ちょっとモテるからって調子に乗ってた自分を反省してほしいわ。
最後はその女にヒーローも毒矢で刺されたけど、
自業自得だし、むしろ、そのおかげでヒロインが絆されちゃったのがモヤる。
記憶喪失前も後も、さんざん傷ついて悩んだヒロインは
簡単に流されないで、一旦、ヒーローと距離を置いて
じっくり考え直してみれば良かったのに。
ヒーローがどう挽回しても自分の中で最後まで好感度が上がらないのは、複数女性とつきあってる場面をヒロインに見られてたり、
娼館通いを知られ問いただされたときにヒロインに
投げつけた言葉が許せないせいかも。
ヒロインも処女でないならまだよかったけど、
やはり片方だけの詳細な異性遍歴って不公平感があって知りたくないわね。
この2人はヒロインが記憶喪失になってなかったら絶対結ばれなかったと思う。運がよかっただけね