このレビューはネタバレを含みます▼
タイトル通りただ『異世界に落とされた』だけの人の話。
最初こそこういうジャンルの王道(?)である主人公の事故による突然の旅立ち…から始まるのですが、彼は異世界になんの知識もなく自分の能力も知らず試行錯誤を繰り返しつつ、現世に近い健康的で文化的な生活を目指します。
彼が目指しているのはただひたすら平和で快適な生活なのですがいつしか無自覚に、我欲に囚われた王に支配された腐った国をも救って行きます。
本人はそんな事になっているとは全く知りません。
(というかコミックの現時点では人や国の存在すら知らない)
やたらと主人公にまとわり付く女性や妙な喋り方をする幼女や一人称が「ボク」な女の子やタカリ癖のある女神も今のところ出て来てないので読みやすいです。
原作小説も一応読みましたが、途中からあまり読む価値のない(あくまで個人的視点)作品になってしまったのが残念です。
コミックはどこまで描くのか分かりませんが、話がつまらなくなる時点でやめて貰えたらな。と思ってます。
神がどうとか世界がどうとか、下手に話を広げ過ぎて(これなんの話だったっけ?)となりがちなのはなろう系作家さんの残念な所ですね。
この世界で主人公がどう生き抜いて行くのかだけを見たかったのでガッカリしました。
コミックはとても面白く描けてると思いますので、読んで損はないです。
先に進んであちら側に話が進んだら、読むのやめようとは思ってます。