特装版 恋をするつもりはなかった-double-【電子限定描き下ろし付き】
鈴丸みんた
このレビューはネタバレを含みます▼
銀髪の年下イケメン西嶋狼と純情天然リーマン桐谷佳乃の『恋をするつもりはなかった』の続編｡佳乃より9つ下のロウが社会人となる春から始まります｡トレードマークの銀髪を黒染めして挑んだ入社式でロウは同じ新入社員の日比野仁瑚と知り合います｡出版社の編集部という服装に緩やかな職場でも一際目を引くピンクの髪色をしたニコは､髪色と同じくらい強烈な個性で､新入社員ながらこの職場でバイトとして7年働いてきたロウの大先輩なのでした｡どこにあってもマイペースの人たらしを発揮するロウにニコは刺々しい態度をとり続けます｡でも恋人に酷い目に遭わされたニコをロウは心から心配し､そんなロウをよしのは理性では受け止めつつヤキモキしてしまうのでした｡ニコという強烈なキャラの登場で､ロウの人好きする懐っこさ､よしののほわわんとした穏やかさがより引き立っています｡ラブラブなエロもありつつ､ロウとよしのの人間的な魅力が伝わってくるdoubleでした｡ロウとよしのが出逢ったバーが昼間も喫茶店として営業を始め､店を任されているスイの登場がかなりありました｡ニコともしかするかもです｡限定小冊子では黒髪ロウとよしのがゲーセンデートを楽しみます｡
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