傷モノの花嫁 分冊版
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傷モノの花嫁 分冊版

友麻碧/藤丸豆ノ介

これもある種兄弟差別?鷹夜が可哀想すぎる

ネタバレ
2024年12月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私も話の通じない親の片方に偏愛されてきた第一子なので鷹夜に同情。
長男として生まれたのに子供べったりの母親のストッパーにされ、紅椿家の男子は戦えないとヒエラルキーが低いのに父親の夜一郎は椿鬼の夜行しか育てず…。
妹たちも夜行としか交流がなく、自分はいつも夜行を憎む母親の傍で最悪な言葉を聞かされ続けて育つしかなく。
弟の夜行を妬んでも無理もないのに、椿鬼を拒絶する母と母に偏愛される自分を羨ましそうに見てくる弟がいるから不満を隠して生きるようになり…。
成人して大学出ても母親に過干渉され、本家なのに母屋に住めず別宅で母親のメンタル介護と愚痴聞き係状態。
父親が全体的に頼りなく、菜々緒が若様に襲われた時も見張りつけていたとか言っていた割に何もしないし、夜行が母親に刺客を向けられても笑って大丈夫とか言っているし、父親がダメすぎて菜々緒もこの先巻き込まれるのではないかと不安…。
菜々緒にとっては白蓮寺よりは絶対マシだろうけれど、普通のお嫁さんだったら夜行と別れると揉めてもおかしくないと思う。
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