恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―@COMIC
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恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―@COMIC

家守まき/永野水貴/とよた瑣織

色々価値観がひっくり返ってます

ネタバレ
2024年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「未明の地」で生きる 個人の信念や感性で生きるしかない、漠然とした不安感の毎日。それでも人は生き抜く知恵を身につけたり、不幸から愛に近いモノに気付けたりできるのだと信じたい…
銀河を旅するSF下敷きが、自分の感性のベースに確固としてあって、途中からその記憶と擦り合わせるように読んでしまいました。
心の中で、この世界の主役はいつも少年。息苦しい現実を打破する為、新天地に生きる選択は、圧倒的な孤独と自由を愛する哲学がセット。異次元の新天地の世界観と、そこで生きるリアリティに惹きつけられます。
この漫画のタッチで、主役が少女となると、異次元の世界に飛び込むには、これ程極限の恋の力が必要とは…衝撃でしばし茫然自失。同時に腑に落ちる感覚もありました。後から少年が飛び込んでくる展開は、動機も含めて、新鮮!
聖剣サルティスが唯一保守的。この世界のモラル、守るべき規範、絶対的価値観を示してくれて、健全で快いです。
欲を言えば「未明の地」の引いた絵をもっと見たい。
今後のストーリー展開、楽しみにしています!
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