異世界ファンタジーが面白い

ネタバレ

2024年12月22日

このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かった。攻めは魔王の末裔で邪神に闇堕ちを唆され続けているし、彼に憑く邪神のせいで人々を本能的に恐れさせ忌避されてしまうので人間への憎しみが生まれやすい状況で生きている。闇堕ちへの最後のひと押しが受けが攻めに殺される事件なんだけど、転生者である受けはなんとか攻めを説得して暗殺をやめてもらい、一緒に逃げることに。勇者が魔王を倒すRPGに似た世界で、不利すぎる人間側でどうにかしようと奮闘する前世持ちのモブキャラクターやサブキャラクターの受け達の姿にワクワクする。ファンタジーものとして面白い。そして攻めにとっては闇堕ちから救ってくれた受けは圧倒的な光で、こんな俺と一緒にいてはいけないと気持ちを隠し続けている。いつかは手放してやらなくてと思いつつも、離してたまるかという気持ちとのせめぎ合い。かわいそうに、俺みたいな男に好かれてしまうなんて…という攻めの葛藤が切なくて良かった。圧倒的な光属性な受けは勿論、同じく転生者な天才魔術師のクロードの活躍も良かった。攻め×受けが推しカプだったオタクが、その世界に転生したら二次創作の生存ifみたいな幸せな二人と出会えるとか最高すぎるね笑。

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ぷりむさん

(女性/30代) 総レビュー数：0件

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