恋の罪
」のレビュー

恋の罪

如月芳規

絵が素晴らしくて、面白い!

ネタバレ
2024年12月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ サディズムの語源になった、マルキ・ド・サドが原作のお話みたいですね。サディズムという言葉は知っていたけども、マルキ・ド・サドの小説は一度も呼んだ事がなく、そして多分これから読むこともないでしょう。お、重すぎる。ですが、『恋の罪』は作家さんの絵の力で、この理不尽で人間の愚かさや醜さをさいっこうに!分かりやすく表現してくれています。初恋泥棒の二人は無惨な死を遂げてしまいますし、その死を計画、実行した、諸悪の根源であるオクスチエンヌ伯爵はそれを『愛』だと宣ってますが、そこは全く共感できず。でも最後まで読ませてしまう、画力と展開の良さよ。そして、改心はしないまでも、自分を見逃してくれたエルネスティアのお父さんに対しては、この世にいる 間は恩義を 感じて大人しくしてるって、、、もっと早く自分を戒めておけよ。でも、少し大人になったんだね、て落ちでした。これからは、作者さんを応援して追いかけて行こうとおもいます。
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