弱虫オメガは溺愛されたい
」のレビュー

弱虫オメガは溺愛されたい

今井ゆうみ

突然オメガバースの世界へ!

ネタバレ
2024年12月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ アパートの管理人・拓海(α)×突然オメガバースの世界に飛ばされたイラストレーター・るか(Ω)。自作のキャラ「ミミじぇる」が大ブレイクして大忙しのるかだけど、ミミじぇるが勝手に消費されいいように扱われるのに耐えきれず、すべてを手放して地方への移住を決意。しかし飛行機が大きく揺れて、気付いたらオメガバースの世界に来てしまっていたパラレルワールドもの。自己肯定感が低くて、ミミじぇるのことで深く傷付いたままのるかが突然のΩ化、もうそれだけで危うくてハラハラ。わけも分からずヒートになった時に助けてくれた拓海もるかの危なっかしさを放っておけずに、他人と深く関わることを避けていた二人がミミじぇるの起こした奇跡で救われる優しいお話。ほっこり&ちょっぴり切なさもあってよかった。いろいろ気になるところはあるけど、あまり深く考えずに楽しく読めました。ミミじぇる案件の企業の人がほんっとに腹立つけど、実際こういうことってありそう…。作家さんには敬意を払って欲しい。るかとミミ、また再会して欲しいな。
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