このレビューはネタバレを含みます▼
連載開始と同時に作画とコンセプトのエモさにやられてドハマりし、コミックス化を待ち望んでいました。商業初作品との事で、初めて触れた時は原石見つけた!?ぐらいに思ってしまった作品です。
お話は軽くファンタジー要素ありますが、設定が上手く、もしかしたら現実に溶け込んでいてもおかしくないなって思わせる程。
見せ方が上手くないと消化しきれないようなコンセプトですが、少ない話数に綺麗に詰め込まれていて、読んでいてもダレないし、かといって置いてけぼり感もないし、着地点も私はしっくりきました。
エロに関しては直視的には軽めの描写ですが、色気がすごい。致してる時よりそれ未満のシーンの方がうわぁぁってなります。初見から1年経つのに「どうやって抱くか考えてる」のシンヤが頭から離れない。
直視のエロより内面のエモさ重視の方には是非読んでいただきたいシーンです。
あと作中に出てくるカラーの色使いがめちゃくちゃ綺麗。カラーじゃなくても背景の空や雨の描き方がとてつもなく美しいです。1巻3話の告白シーン、その前の暗い部屋で月明かりに照らされてるシーンは鳥肌。額に入れて飾りたい。