猫屋敷先生と縁側の編集者 【SS付き電子限定版】
」のレビュー

猫屋敷先生と縁側の編集者 【SS付き電子限定版】

砂原糖子/笠井あゆみ

面白かったです

ネタバレ
2024年12月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家で年下攻の担当となった受。攻にゲイと誤解され体と引き換えに作品をゲットするも、実は初めてでその後も痛みに耐えて行為を受け入れます。体調不良の時に心折れ痛いと言ってしまうと、横柄だった攻は謙虚に。その後も原稿を上げてくれ、受も攻への気持ちに変化が起きた頃、攻が大学時に好きだったらしい相手もラノベ作家として復活し、自分は彼の代用だったのではと疑念が湧き…。横柄かと思えば受の言動にオロオロする攻が猫のようでもあり、犬のようでもあります。受は意地っ張りで最後の方まで「好き」と言わず、付き合っているとも認めないので子供っぽさでは大差がないかも(笑)後半で受は他の作家の臨時担当となり一緒に取材を受け温泉逗留にも付き合うことになるのですが、なんと引きこもり攻はそこまで追いかけて来て自分以外と本に載った受に「自分を恋人だと認めろ」と。その現場に居合わせた当て馬作家がケガをし、代作を攻が書き上げた後に致す中で好き…って、やっとかーい!な引っ張り具合でした。ちょこちょこ笑いを誘う表現もあり、シリアスさともいい塩梅です。でも攻の必死さを利用して手綱を握ると言うか掌の上で転がしていると言うか、受が狡く感じて好きになれなかったので☆−1です。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!