何それ愛かよ【単行本版】
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何それ愛かよ【単行本版】

ろじ

名前のない関係だけど、これは愛でしょうね

ネタバレ
2024年12月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他人の気持ちは凄くわかるのに、自分自身のことはわかったつもりでわかっていない2人。とても似ていて、誰かに振り回されることなく、ニュートラルな状態を保ってきたんだけど‥出会ったことで、自分の過去や、これまで蓋を何重にもしてきた本音に向かい合うことをさせてくれる存在だと気づき、生きていくためになくてはならない存在だと気づく。お互いに恋人だとは認めないけど、キスはしたいし、気持ちよく感じる関係。友達、家族、恋人のどれにもピッタリはあてはならないし、結論を出さない、そんな終わり方を見て出てくるのは、愛しか浮かばない。タイトルが問いかけてくれているので、読み終えた後、自分の中で答えが出ることにスッキリ。前作では吉田くんは碧くんと青くんのキューピットだったけど、今回は碧くんが吉田くんと飯田くんの支えだったのが、よかった。すぐに恋人ってならないのも、新しくてしっくりきたし、それぞれのキャラが魅力的なので、もっともっと続いてほしい。
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