二度目の異世界、少年だった彼は年上騎士になり溺愛してくる
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二度目の異世界、少年だった彼は年上騎士になり溺愛してくる

琴子/氷堂れん/綾月もか

ヒロイン以外は美形だらけ。2巻はモヤモヤ

ネタバレ
2025年1月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローを筆頭に騎士団にも魔術師にも名前のあるキャラはモテモテのイケメンだらけ、
そして女性キャラ、ヒーローに片想いの侯爵令嬢も
同盟国の横恋慕王女も誰もが認める超美形です。
つまり名のあるキャラは美形揃いです。
一方、ヒロインはというと‥平凡で地味という表現しかされてません。
最近よく見かけますが、こういうヒロイン下げ設定には萎えます。ヒロインが美しくてはダメなのでしょうか。
ヒロインはヒーローだけに溺愛されてれば読者は満足、と思われてるのかな。
ストーリーは1巻までなら星5でしたが2巻はモヤっとして気持ち的に失速。
ヒロイン派としては、せっかくの喧嘩イベントも
ヒロインにはもっと不満や不安をヒーローに思いっきりぶつけてほしかったし、一旦離れて頭を冷やして欲しかったので不完全燃焼でした。
だって、ヒロイン一途というわりに、
彼女が容姿や立場のせいで、陰で傷つけられていることに気づかない甘ちゃんヒーローに何度もイラっとしたので。
結局、最後は惚れた弱味でヒロインだけが飲み込んでいるようでモヤモヤ。
一度は失って奇跡的に再会したヒロインと
思いも通じ、彼女なしではいられないというわりに、
自国でもない同盟国の王女の誘いを人前でも2人きりでも毅然と断れない、その程度のヒーローの覚悟に失望してしまいました。
しかもヒロインに何度もその場を見せるという失態。
ヒーロー感が圧倒的に足りない。
過去には侯爵令嬢の偽恋人役として一年間付き合うとか、たしかに男性には冷たいけど、
女性には結構甘いタイプなのかな。
結局、同盟国の王女と、どう決着するのか気になってたのに書かれてなかったので読後感はすっきりしませんでした。
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