聖女になりたい訳ではありませんが 辺境からきた田舎娘なのに王太子妃候補に選ばれてしまいました!?【電子単行本版】
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聖女になりたい訳ではありませんが 辺境からきた田舎娘なのに王太子妃候補に選ばれてしまいました!?【電子単行本版】

柴谷けん/咲倉未来/早瀬ジュン

防衛地から医療従事者を徴収する愚行

ネタバレ
2025年1月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻途中まで読んでいたのですが、途中断念。
優秀な光魔法士を集めて聖女選抜&王子の婚約者も次いでに決めてしまえな王都。辺境にある西の砦に左遷され防衛に勤めている兵たちの怪我を、父親の重傷という悲惨な状況を前に光魔法を開花させ人手不足もあいまって13才にして治療に献身している主人公リリィの元に、従兄弟からあの手この手で王都に誘う手紙が届くが無視していたら砦の兵たちを人質に取られ泣く泣く受ける事に。結局魔力の高さから騙し討ちのように聖女候補にされ、王子や他候補たちと邂逅するのだった…まで読んで、貴族ってやつは!と憤りを感じ読む手を止めてしまいました。そもそもなんの為に聖女を集めてるのか序盤で分からず。魔王討伐とかの話もなく聖女=婚約者の話が出ている時点で優秀な血筋を王家に取り込みたい下らない思惑しか読み取れずそんな事で頑張っているリリィを徴収するのかと。これ、リリィの境遇が不憫で女の子は王都でお姫様を夢見るはずという従兄弟の余計なお世話から始まってるんですかね?人手不足だからと代わりを手配も医療が出来なかったり、仕舞いには脅迫紛いの事をけしかけてきた辺り特権階級に従うしかない平民の立場が可哀想で。せっかくリリィのおかげで死傷者ゼロなのに出来損ないの集まりの兵たちには勿体ないということかよ。象徴としての聖女が欲しいだけなら貴族令嬢の候補者から決めろ!と理不尽に、腹が立ってきたのでこれにて終了させていただきますm(_ _)m
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