聖なる力が××から出る乙女ですが、最強騎士さまに甘く捕まえられました
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聖なる力が××から出る乙女ですが、最強騎士さまに甘く捕まえられました

茜たま/ことね壱花

お気に入りの作品になりました

ネタバレ
2025年1月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 代表作のきしつが、よばちに並ぶ名作では…!
もっと早く読めば良かった!でも今読めて良かった…!
途中からずっと目がうるうるでした。数え切れないくらいTL小説を読んできて、ヒーローとヒロインの初夜に感動して泣いたのは初めてです。死を覚悟したアルフレートがレティシアを突き放した場面は切なくて。でも、自分の存在意義のために聖女として生きてきたレティシアが、聖女としてではなく、ただ彼に生きていてほしいと願い体を繋げたシーンは、切ないだけではなく心を打たれました。また終盤に、皆んなの役に立ちたいけれど、それはただ自分が愛する人のそばにいたいからこそ生まれる気持ちだと、あなたが大好きだと、アルフレートへ告白するレティシアの感情の変化に感動しました。誰かを愛することで生まれる原動力の先に、明るい未来があるというか。辛い瞬間さえも、その時は気が付かないけれど、きっと素敵な未来に繋がっているというか。真実の愛のキスでベルが野獣を救ったように、ラプンツェルの涙がユージーンを救ったように、そしてその先に多くの人の幸せがあったように、愛の物語の着地点として素晴らしかったな〜と噛み締めています。想像以上にドラマチックな展開の数々があり、道徳的なメッセージ性を感じさせられる作品で、また何度も読み返したくなると思います。
そして勿論TL的要素もめちゃくちゃ良かったです。途中からもう完全に恋人だよね?な溺愛っぷりとラブラブ感。独占欲を隠さずにぐいぐい囲い込んでいくヒーロー大好きです。大義名分の元、内心ウハウハでレティシア(のおっぱい)を可愛がってるのも、えっちで面白くて最高でした笑。結婚を宣言した祝賀会での演説もかなりグッと来るものがあって、王太子としてもかっこよかった!
もっとこの2人のラブストーリーを読んでいたかったです。他の登場人物もすごく魅力的で、いつか何かの形で続きが読めればいいのになって思うくらい、良かったです!!
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