古書店夕海堂~色褪せないかつての楽園について~
」のレビュー

古書店夕海堂~色褪せないかつての楽園について~

とらのとら

しっとりとした初恋

2025年1月4日
古書店での攻めと受けの出会いも攻めの祖父と前店主の関係は悲しいけど、ひっそりと落ち着いた雰囲気で作風も最後まで素敵でした。2人のやりとりが終始穏やかで、でも積極的に手土産を片手に訪れる攻めが押し付けがましく思えるけど、毎回急な訪れを喜ぶ受けも可愛くて不思議な感じで見守りながら読んでいました。ずっと会話もエチも敬語だけど、死ぬまで死んでも一生離れないという気持ちは激しくてよかったです。
庭の柿の皮を剥く攻めと祖父の姿が重なるラストに悶えました。
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