このレビューはネタバレを含みます▼
弟目線からの兄の恋愛模様がすごく新鮮でした。
特に河原でお兄ちゃんが穂高に別れを告げたときを幼い「僕」が見ていたのを思い出したところ、めちゃくちゃ刺さりました。
あと、ラストのお兄ちゃんの「青春を取り戻すんじゃなくて、ずっと続いてる」という言葉もとってもイイ!
本来ならやっと家から逃げ出して、自由に生きていくはずだった兄の人生を自分が台無しにしてきたのではないか…という罪悪感からかもしれないけど、15歳という子供と大人の狭間からの視点での大人二人の不器用でいじらしい恋愛を応援して奮闘してる「僕」も良かった。
本当にステキな作品だと思います。