むせるくらいの愛をあげる
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むせるくらいの愛をあげる

岩下慶子

恋と才能のバトル

ネタバレ
2025年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 顔も良くて、歌もうまく、絵も上手な男性って、性格変わってないと釣り合いがとれません。女性を惹きつけてしまうのも才能です。ただそんな魅力的な男性に近づけば近づく程、女は不安になったり、自信をなくしたりするんですよね。周りが才能だらけってのも、自分の平凡さと向き合うのには葛藤と勇気がいるでしょう。しかも人気ボーカリスト二人から告白されるなんて、あり得ないシチュだけど、羨ましいというより大変なんだろうな〜。自分にはできない恋愛疑似体験をできるのが、漫画のよいところです。
あと、押しポイントは、男性の眼の描き方です。楽空の感情の豊かさが見事に描き分けられています。特に楽空のひばりを求める眼、拗ねて可愛くそらす眼、嬉しすぎてくしゃっとなる眼…。何度も見てしまいます。
もっと頑張ってる自分を好きな男性に認めてほしいなって人にオススメです。
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