祝福のチェスカ
」のレビュー

祝福のチェスカ

乃原美隆

めっちゃ面白い。何度読み返したか!!

ネタバレ
2025年1月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 言語、宗教、倫理観も違う各国王族のジュニアたちが集う、各国の縮図のような学園で行う会議。彼らの間を取り持つように通訳できる多言語話者の少女。意見、主張、バラバラ。こんなのどうやって折り合いつけるの?・・・。
★★★単話1話からすでにめちゃくちゃ面白く、あまりの興奮に何度も読み返した。1話からこんなに面白くて、期待で興奮するなんていつ位ぶりだろう?! 10年?20年ぶり以上?なかった面白さ。
本当にこういう世の中があるんじゃないか? とお話に没入して唸ってしまうくらい、よくできている。
古代文明や成り立ち、宗教、経典、それにもとづく世界情勢、差別、力関係、力を持つものと持たざる者。支配者層の独善的なオレ様、王家、権威至上主義。自分達にのみ有意な正義・正論で、力なき者を焼き殺すことさえ "救済" と称して正しい行いとする思想。反吐が出る。痛みを知らないものの、命を軽んじる優劣。 いい塩梅に悪い部分は悪く誇張され、擬似的にいまの世の中に照らして見えてしまったり、、、。うーん、面白い。
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