白木蘭円舞曲
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白木蘭円舞曲

さいとうちほ

何度読んでも

ネタバレ
2025年1月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「円舞曲は白いドレスで」を購入したのでもちろんこちらも全巻購入。紙で何度も読んだことあるのですが、将臣が好きなので何度読んでも読後余韻を引きずってしまいます。大人になってちょっと柔軟になった(本心を隠すのが上手い)将臣が切ない!もちろん湖都ちゃんのたくましさ、サジットの魅力もあるからこそなのですが。サジットとの出会いから数年の出来事なんですよね。別れが早い(涙)サジットとも将臣とも別れが早いのよ(涙)最後、龍一との関係性を匂わせて終わりますが、そこも作者様が(紙の漫画のあとがきで)書かれていた通り、逞しい、大人な、戦前戦後のリアルな在り方で締め方の上手さに唸ってしまいます。龍一とは長く平和に暮らしていって欲しいと願うばかり。(将臣と龍一の関係も好きでした。)戦後、湖都ちゃんの洋裁はたくさんの女性を魅了していったこと間違いなし。でも若くして亡くなった将臣を思うと悲しいっ。(サジットとの最期も悲しかったんですよ)何度読み返しても魅力的な漫画です。
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