後悔するならご勝手に~あなたの選んだ聖女様とどうぞお幸せに~【単行本版】
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後悔するならご勝手に~あなたの選んだ聖女様とどうぞお幸せに~【単行本版】

井村なるみ/桜井ゆきな

シーモアには珍しい低評価?

ネタバレ
2025年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系原作既読。最後ヒロインは幸せになります。コミカライズされたと知り、無料分を読みました。原作の内容を踏襲しており通常感覚の感想でした。

 むしろ私が奇異に感じたのはレビューの低評価です。
 これまでもシーモアのレビュー評価には違和感を感じることが多かったのですが、それらは全て異様な高評価(星の平均4以上)に対してでした。何コレ?と思う作品に星5の連発!それらと変わり映えしない内容でありながら、星の平均3前後!、、こんな低評価久々です。
 弁護させていただくと、この作品の原作はコミカライズには向きません。ヒロインの心境の変化を淡々と綴る、それがメインの作品です。ヒロインは美人で聡明。あまりにも出来過ぎで実在感に乏しく、その心境の変化が当然過ぎて、読者側から見れば、爽快感を感じるより『今更かよ?』と思うのです。派手な断罪は無く、カッコ良すぎるヒーローも極悪聖女も登場しません。それらを補って読者を引きつけるものがあるとすれば、効果的な原作改編か確かな作画力でしよう。それがふたつとも無かった。だから低評価なのかもしれません。
 読者の支持を得るには物語にはカッコ良いヒーローか、好感のもてるヒロイン、派手な断罪等が必要なのかもしれません。
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