このレビューはネタバレを含みます▼
タイトルを見て惹かれ、まずはコミックを読んで先が気になり即こちらにきました。時間なかったのに一気読み、何度か泣きました。おもしろかった、と言って良いのか。心打つ深いお話しでした。主人公ラシェルのはじめの想い。愛人がいても夫が好きだからと結婚。でもそれは想像を絶する結婚でした。コミックと小説では微妙に描かれ方が違う部分もありましたが夫の言動にラシェルは次第に本来の彼女でなくなっていきます。そして一度目の人生が終わる時、自分が間違えていた事に気付くのです。泣。ですが息子ランスの母への強い思いにより、時が戻されます。そこからのラシェルとランスのやり直しの人生がとても良かった。なんというか、ロクでもない夫と初めて対峙する息子ランスがとてもカッコよかった。夫側の人間は好きになれなかったけれど、ラシェルを取り巻く義父母義弟、使用人の皆さんがとても良い人達でホント救われました。またきっと、読み返すであろうお話しです。そして最後に謎かけのようなものがありますが、私はラシェルが生まれ変わっても絶対選ぶのは元夫でないと信じています。