よだかの恋人【分冊版】
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よだかの恋人【分冊版】

央川みはら/阿賀直己

2話から

ネタバレ
2025年1月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白くなる。1話はリリカルが過ぎるというかポエティックというか、央川先生も原作のリリカル部分を扱いあぐねている感じ。2話から把握というか、しっくりしてきたのかな、と。で、3話からまたリリカルに戻るんですが、央川先生も馴染んできて、良い感じに原作とコミカライズ部分がリミックスされていく。なので、試し読みするなら2話から、と身も蓋もないことをお伝えしておきます。叙情やリリックが苦手だと1話でリタイアしかねないので。内容については、こんなところなんですが、コミカライズなんで作画の良さもお伝えしたい。央川先生の吸血鬼ものを読んだ際は洋風の作画(顔)だなって思って、今回は和風のテイストに寄せた作画(顔立ち)になっていて、キャラの描き分けもですが、テイストへ寄せる力、魅力が良かった。原作へのリスペクトの感じられる描き方で、作品への真摯さと、きっと素敵なお人柄なんだろうな、と伺えました。良い作品をありがとうございます。私のガチムキ大好き性癖を超えて楽しく夢中で読みました。単行本買う。書き下ろし楽しみです!
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