このレビューはネタバレを含みます▼
単純にBLを好きで楽しみ、人生の糧でありながらも現実視すれば対岸の火事的に見るしか無い私に、瀬戸君は本当の切なさ、やるせなさ見せつけてくれました。今までも同じ内容の作品を多く見てきましたが、これは沁みた〜。お話しは、高校生の瀬戸君と菊池君の親友同士が恋人となり人間的にも成長していくお話し。瀬戸君がゲイとカミングアウトしても、別段驚くふう無く受け入れる菊池君。こんなんだから瀬戸君が願いを込めて抜いてやると提案してきても、欲に負けてあっさりと行為にハマってしまうチョロさ。それでも、抜き友のみで終わること無く、菊池君は徐々に瀬戸君とのことを真剣に考える様になります。菊池君が女子に好意を持たれたことを察知した瀬戸君は、あろうことか二人を結びつけようとします。いゃ~、辞めて、悲しいよ〜。自分の岸に来ない方が良いのだと身を引く姿に、本物の愛を見ました。身を切るような英断が本当に辛い。先々の事を考えれば、そうするよなぁと思うけれど、そこは何処に飛んで行くか分からない菊池君。瀬戸君の中学時の家庭教師が、今は二人が通う塾の講師で、瀬戸君に向かって、次に生まれ変わる時は、ちゃんと女性を好きになれると良いねの嫌味に、瀬戸君が、男しか好きにならないなら、また俺、瀬戸と付き合えるってことですね!と啖呵を切りました。言い切った菊池君〜、エロビデオ見ていたこの子がここまで云うようになったかぁ。この成長は貴重だし、瀬戸君嬉しいよね。
フォロアー様、素敵な作品をありがとうございます。貴方様のレビュー欄で見つけました。
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